DOTweenでアニメーションを繋げる方法(シーケンス編)

シーケンスとは

DOTweenの処理を連続で実行する場合、通常はSetDelayを使って、各タイミングごとに遅延時間を設定して実行することになります。
その場合、すべての処理に遅延時間を設定する必要があり、少々扱いづらくなります。そんなときに便利なのがシーケンスです。

シーケンスの使い方

空のシーケンスをAwakeやStartなどで宣言しておく。
あとは実装したい箇所で、sequenceに対して処理を追記していきます。

Sequence sequence = DOTween.Sequence();

シーケンスの種類

実行の種類にはAppend、Join、Prepend、Insertがありますが、今回はAppendとJoinに絞って紹介します。

Tweenを順番に実行する(Append)

以下のように記述すると、移動 → 回転 → 拡大の処理が順番に実行されます。

sequence.Append(target.DOMove(new Vector3(3, 0, 0), 1f));
sequence.Append(target.DORotate(new Vector3(0, 180, 0), 1f));
sequence.Append(target.DOScale(new Vector3(2, 2, 2), 1f));

Tweenを同時に実行する(Join)

以下のように記述すると、移動・回転・拡大の処理が同時に実行されます。

sequence.Join(target.DOMove(new Vector3(3, 0, 0), 1f));
sequence.Join(target.DORotate(new Vector3(0, 180, 0), 1f));
sequence.Join(target.DOScale(new Vector3(2, 2, 2), 1f));

まとめ

DOTweenは、UIの演出に使用する場面が多いと思います。連続してアニメーションさせたい場合は、シーケンスを使うことで簡潔に記述できて便利ですね。また、Unityには「Timeline」という、コードを書かずに演出を実装できる機能もあります。大きなカットシーン以外の、細かい演出を魅せたいときには、こちらの使用も検討してみるとよいかもしれませんね。

参照元

本記事作成にあたり参考にさせていただいたサイトです。DOTween をさらに詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

https://zenn.dev/ohbashunsuke/books/20200924-dotween-complete

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